会長挨拶
2007-2008 別府東RC会長 木村健三
就任のご挨拶を申し上げます。
RI会長のウィルフリッドJ.ウィルキンソン氏は「ロータリーは分かちあいの心」ということを本年度のテーマとして提唱されました。
先ず、その一部を紹介させていただきます。
「ロータリアンというのは、実に豊かな多様性に満ちた人々の集まりです。
さまざまな国でさまざまな言語を話す私たちは、信仰も政治的見解も、ひいては哲学的な信念をも異にしています。
120万人の会員間に共通する一本の強力な糸が存在するとすれば、それは[分かちあい]という名の精神でできた糸です。
ロータリアンは、広大な範囲の人間的、社会的問題に挑むプロジェクトを効果的に遂行するために、自らの時間や才能、専門知識、資金を分かち合っています。
また、思いやりと熱意を分かちあい、恵まれない人々を助け、より良い世界を築こうという決意を分かちあっています。
更には、ロータリーを世界第一級の奉仕団体へと発展させた比類なき奉仕への情熱を分かちあっているのです。」と言っておられます。
実に素晴らしく、わかりやすいお言葉だと思います。
社会という枠の中に存在する人々は、単なる「ひと」としてではなく、「人間」として全員が生まれながらにして、異なった「人格」と、共通の「人権」を有しています。この複雑な社会が有機的組織体として、平和的に存続していくためには人間相互が、地域相互が「分かちあいの心」でもって行動していくことは、非常に重要な手段のひとつであると考えます。いわゆるサイン(実在)とゾルレン(当為)の関係を意識しながら、即ち現実をできるだけ正確に認識をしなければ何をどのようにして、どうするのかという答えを導き出していく為の重要な要素のひとつこそが「分かちあいの心」であると思います。
私は、9年前にロータリークラブに何もわからないまま入会をさせていただきました。
「田舎者」で世間の狭い私にはロータリーという組織、特に当クラブは素晴らしい方々の集合体だなというのが、第一印象でした。
まさに「分かちあいの心」に満ちたクラブだなと思いました。
それは今でも変わりません。
次に、本年度の強調事案として、RI会長、並びに杉谷ガバナーは、
1.世界の20億人の人々が読み書きができないといわれていることに対して「識字率の向上」
2.世界の10億人の人々がまともな水を飲むことができないことに対して「水保全」
3.ポリオプラス撲滅まであと2,000人まで達している
「保健と飢餓救済」20億人以上の子供たちが経ロポリオ・ワクチンの接種を受けた。
4.ロータリー家族の継続
の4点をあげています。
又、会員増強についても、各ロータリークラブ1名の増強を提唱されています。
先般行われたPETSにおいても、会員増強、クラブリーダーシッププランの採用、アイティ広報の強化、ロータリー財団・米山奨学金への協力等の要請がございました。
当クラブでは既に3名の方に再入会、新入会をしていただきました。
本年度中にあと3名は増強したいと考えます。
皆様方の絶大なご協力をお願い申し上げます。
IT広報の強化につきましては、クラブ独白のホームページをたちあげるべく準備中でございます。
そのための予算もつけさせていただきました。
開設しだい、報告させていただきます。
クラブリーダーシッププラン(CLP)ですが、この件につきましては8月の第一例会にクラブフォーラムを実施する予定にしています。
脇ロガバナー補佐と当クラブの杉本R情報委員長(地区研修委員)を中心として進めてまいります。
CLPについての詳細を正確に知っていただきますために、多くの会員の皆様に出席いただきますようお願い申し上げます。
その他、国際交流等の継続事業並びに各委員会活動につきましては、後日予定しておりますクラブ協議会におきまして各委員長さんよりご報告申し上げます。
さて、本年度は当クラブが別府4ロータリークラブの代表クラブとなっていますし、親睦ソフトボール大会、ゴルフ大会の当番クラブとなっております。
ソフトボールについてはすでに加藤兼司会員に監督をお願いいたしております。
新戦力も加わりましたことですので、皆様方のご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
楽しく明るい、柔軟性の中にも節度のあるロータリークラブを目指すと同時に、由緒ある別府東クラブの名を汚さぬように、歯をくいしばって(歯も衰えていますが)頑張ってまいる所存でございます。
まだまだロータリー歴の浅い会長・幹事で、皆様におかれましては多くの不安がおありだろうと存じますが、本年度のテーマである「分かちあいの心」、ロータリアンの友情でもって、ご指導・ご協力のほどお願い申し上げまして、就任の挨拶とさせていただきます。
宜しくお願い申し上げます。